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シトロエンC4クーペにタイカブこと ホンダWave125Rが加わりました。
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c4testdrive.jpg2007年5月XX日。
C4クーペVTSの広報車が到着したとのことで早速試乗に向かいました。しかも土日連続で。用意されていたのはルージュルシフェールの黒皮、標準ルーフ仕様。初めて実車で見る色ですが、深みがありなかなかいい色です。ちなみに隣に並んでいたC3も同じ色のはずなんですが、なんか違うような・・・工場の違いなんでしょうか?
しかしこの日は珍しくディーラーが混んでます。試乗会(?)に先だって新聞広告を出したそうなのですが、わざわざ5MTのクーペなんて乗りに来る人が他にもいたんですね・・・さすがシトロエン
さて、乗ってみての感想。実はこの数週間前に1.6のサルーンも試乗しており大体の感じはつかんでいましたが、やっぱり2.0の5MTだと違います。まず1.6に比べ当たり前ですがトルクが太く、加速も良いです。1.6でもATのシフトアップが遅いので、平坦な道での加速はほとんど体感差がありませんが、上りでは確実に違いを感じます。ただ、1つ気になったのはクラッチミート時の挙動。トルクが細いのか半クラの幅が狭いのか、1,500RPMくらいでミートしないと弱くですがジャダーが出ます・・・こんなもんなのか、試乗車個体の問題なのかはわかりませんが、多少の慣れは必要かもしれません。
さて、走り始めてまず感じたのが今回のタイトル・原点回帰です。意味不明ですが、その昔トヨタ・セリカに乗っており、C4の感覚がまさにそれにそっくりだったのです。ちなみに自分が乗っていたのは普通のFFモデルでしたが、当時友人がGT-Fourに乗っていてよく運転しました。C4はどちらかというとGT-Fourに似ています。まず、5MTのシフト感覚ですが、現在の基準ではグニョグニョかもしれませんがストロークとかちょい節度があるあたりはGT-Fourそっくりです。次にエンジン音。適度に排気音が入ってきますが、この音がトヨタの3S-GEエンジンによく似ていて、気持ちがいいです。スタビリティも普通に走ってる限りはGT-Fourみたいにピタリと安定。さすが現代のクルマです。ちなみに、セリカの激重クラッチまでは再現(?)されていませんでした
細かく挙げるときりがないのですが、簡単にまとめると非常に良くできたクルマです。車内は静かで、乗り心地も良く、ちょっとペースを上げてコーナーに入っても何事もなく曲がっていきます。エンジンの力という面では、まあ国産の2リッターと同程度、200馬力のトルネオと比べてもそれほど劣らない思いました。まあ、100km/hで3100以上という低いギア比のせいもあるんでしょうが・・・
ちなみに、運転ポジションの調整幅の広さも非常に気に入りました。特にホンダのクルマは調整幅が狭く(この点トヨタは幅が広い)、しっくりこないポジションを強要されますが、C4は自由度がポジションがばっちり決まります。シートもばっちり落とせるのでセリカ同様のローポジションの再現も余裕 まさに原点回帰なクルマでした。
次回は実車を見て気がついたその他の点についてまとめようと思います。
(続く)
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